茨城県自然博物館に行ってきました。この一年で3回目。何回も行く理由は、家から車で1時間程度のちょうどいい距離にあるから、雨でも楽しめるから、施設内にステキな公園があるから、そして何より常設展示や企画展示の工夫がすごくて何回行っても面白いからです。
ということで、茨城県自然博物館の魅力的な展示について、勝手に「この工夫がすごい!常設展示ランキング」をつくっちゃいました。これから行こうか悩んでいる方の参考になれば幸いです。
この工夫がすごい!常設展示ランキング
どの展示も作った方々の「伝えたい!」という熱量が伝わってきて素晴らしいのですが、その中でも個人的に伝える工夫がすごいなと感心したもののランキングをつくりました。
自分で言うのもなんですが、ちょっとマニアックです(笑)
1位:土の中の生き物
あたかも人間がスモールライトで小さくなったような錯覚になる展示です。虫達がとてもリアルで、土の中にどのような生き物がいるのかリアリティを持って感じることができます。秀逸です。ただ、虫嫌いの方にはちょっとキツイかも。
2位:森の生き物ゾーン
このゾーンは工夫だらけ!昼と夜のリアリティのある森が用意され、望遠鏡で動物を探す仕掛けになっています。あたかも本当に森にきたような感じです。また「これは!」と思ったのは、木の冬芽の展示。写真を撮っていなくて残念なのですが、ゴリラのような顔をした冬芽を見たときは、ちょっと笑ってしまいました。他には、夏の樹液に寄ってくる虫たちを昼と夜に分けて表現したところや植物の種類の展示など、一人で行ったらこのゾーンでしばらくいられます(笑)
3位:デイノニクスの3バージョン
ちょっと地味な扱いなのですが、面白いです。デイノニクスの骨バージョン、羽毛なしバージョン、羽毛ありバージョンの3つが並んで展示されています。最近恐竜の羽毛の研究が進んでいるらしく、羽毛があるとこんなにも雰囲気が変わるんだなと感心しました。
4位:潮目に集まる魚達
茨城県沖の黒潮と親潮の潮目に集まる魚達をコンパクトに表現してくれています。小さな魚が集まってその魚達を狙った魚が寄ってくる様がとても分かりやすいです。面白い。
5位:動物の動く速さ
0.5秒間で動ける距離を動物のイラストで表現しています。パッと見で「はやっ!」て体感できるのがすごいです。さりげなく天井にも動物がいるところが好きですね。油断すると見逃してしまいます。
6位:見る体験
動物達の視界を体験できます。食べ物の取り方、周囲の状況を把握する必要性など、自然の中で生き抜いていくために必要な光の情報をそれぞれどのように集めているのか知ることができて面白いです。大概ここで「どう見える?なんでここに目がついていると思う?」と子どもに質問してしまいます。
番外編:他にもたくさん魅力的な展示があります
メイン展示の動く恐竜、化石の数々、茨城の魚達、宇宙ができる仕組みetc、どれも面白いです。
企画展のクオリティがやばい
茨城県自然博物館の企画展は面白いと評判のようですが、特に2019年の夏にやっている「狩展」のクオリティは高いのではないでしょうか。前回やっていた「サメ展」もよかったのですが、それを超えると思います。
狩る方法別に展示しているのでとても分かりやすい。
動員10万人を超えたみたいです。やっぱり評判なんですね。
まとめ
今回の記事では展示を褒めちぎって終わってしまいましたが、他にも魅力はたくさんあります。コスパもよいので、お近くにお住まいの方は一度行ってみてはいかがでしょうか。
基本情報
ミュージアムパーク茨城県自然博物館
所在地: 〒306-0622 茨城県坂東市大崎700
HP:https://www.nat.museum.ibk.ed.jp